新型コロナウィルスについて
皆さん、こんにちは。理事長の伊藤です。
新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るっている中、我々にできる対策はなんでしょうか?
予防ケアの専門家としてこれまで多くの方に予防ケアの提案をしてきましたが、一貫して病気にならない生き方や環境づくり、生活習慣を身に着けることが大切だと考えています。
そして今回の新種の疫病へのおすすめの対策を3つご紹介します。
1、乾燥を防ぐ
ウィルスや細菌は乾燥する時期に流行ります。それは、乾燥しているとウィルスが粘膜にくっつきやすくなるからです。
潤っている状態ではすぐに流れてしまいとどまることができないので、細胞に侵入できず、増殖することが難しくなり感染を防ぐことができます。
乾いた氷は手にくっつきますが、濡れた氷はツルツル滑るのと同じです。
こまめに水分補給をすることが感染を防ぐのに容易な方法です。この時、注意していただきたいのが、ノンシュガー、ノンカフェインをお勧めします。糖分が多い飲み物は口腔内、粘膜がべたついて余計にウィルスがくっつきやすくなってしまいます。
甘いジュースで虫歯ができやすいのもそのせいです。
また、カフェインは利尿作用があり、体を乾燥させますので、ノンカフェインがおすすめです。
そして粘膜だけでなくお肌の水分量も重要です。乾燥した手肌はキメが荒く、角質が重なっているので、ウィルスや細菌がその隙間にとどまりやすくなります。
手洗いをした後は、ハンドクリームなどで手肌に潤いを持たせてあげましょう
2、正しいマスクの活用
マスクというのは正しい使い方をするのがとても難しいですが、正しい使い方を知ることで少しは効果を上げられます。
そもそもマスクというのはウィルス感染症を予防するのには網目が小さすぎます。マスクの網目の大きさは一般的な不織布マスクで約5μmです。
N95と呼ばれる医療用マスクの網目でも0.3μmです。
それに比べコロナウィルスの大きさは0.08μmなので、不織布マスクの網目の70分の1の大きさです。
人がウィルスなら、マスクは直径100m以上のトンネルと言えます。
つまり、ウィルスが入ってくるのを防ぐことはできません。しかし、ウィルスというのは、くしゃみやせきなどの飛沫によって飛んでいきます。この飛沫はマスクで防ぐことができるので、飛沫にくっついているウィルスはマスク内にとどめることが出来ます。
つまり、マスクをしているから自分にうつらない、ではなく、マスクをしているから他人にうつさない、です。
なので、マスクというのは飛沫をとどめることになりますので、一度装着したらむやみに触らないことが大切です。そして顎にかけたり、鼻がでていたりすると効果はあまりないのです。
外すときも内側に織り込んですぐに捨ててください。できればそのままごみ箱ではなく、袋に入れて捨てるか、蓋つきのごみ箱に捨てるのが理想的です。
3、自然免疫を高める
コロナウィルスだけに限った話ではありませんが、インフルエンザにしても濃厚接触者でもかかる人とかからない人がいます。
この差が、その方が持っている自然免疫力です。
専門用語でいうと、オートファジーやマクロファージと言いますが体に害のあるものが入ってきたときにそれが新型だろうが未知のウィルスだろうが、一先ずなんでも食べて無毒化します。
外敵を食べる細胞ので、食細胞や、自食作用とも呼ばれます。
この自然免疫が高ければ抗体を持っていないウィルスでも、抵抗することが出来ます。この自然免疫力を普段から高める習慣を持っているとすべての感染症に強い体を作ることが出来ます。
それには、とても単純明快なんですが、バランスの良い栄養と、適度なストレッチ運動、そして十分な睡眠がそれをもたらします。
免疫力を上げる手っ取り早い方法は、腸内環境を良くすることです。
この機会に免疫力を上げるための食習慣を身に着けるのもいいでしょう。
免疫細胞の約7割は、腸内で作られます。
善玉菌を増やす発酵食品を摂るといいでしょう。
納豆、お味噌汁、塩こうじ、お漬物、甘酒、など日本人の腸内環境に合ったものを毎日摂り入れるといいですね。
また、腸内細菌の餌となる、食物繊維も同時に摂っていくことをおススメします。お味噌汁にキャベツやゴボウ、海藻類を、納豆にキムチを混ぜたりするのもとても相性が良いです。
今、我々人類は試されています。これまでの生き方、働き方、考え方を大きく変化させる岐路に立たされているのです。
このような世界的な疫病は100年に1度と言われています。スペイン風邪やアジア風邪など大量の感染者、死者を出した疫病の後は、世界の変革が訪れます。
当協会でも、新たな変革の時に備え、より一層多くの方へ予防ケアを提案していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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